あらかじめ所得税を源泉徴収(天引き)されているサラリーマンが、年末調整では控除できない医療費控除や住宅ローン控除などの税金の還付を申請する場合も確定申告が必要です。また、納税金額の一部を予定納税として前払いしている場合は、確定申告をすることで税金の過不足を精算・調整することになります。
源泉徴収票の給与所得控除後の欄が空欄の場合、年末調整を受けていないことになるため確定申告を行ってください。ただし、1年間の給与合計額が103万円以下の場合は、所得控除を差し引くとゼロになるので確定申告をする必要はありません。
確定申告には、専用の書類が必要です。(税務署で入手できます。)
ただし、税の種類やケースにより専用の書類が用意されていますので、窓口でよく確認してから用紙を用意してもらったほうが手間が省けていいと思います。
また、確定申告は書面でする以外にインターネットから行うことも可能です。(e-Taxといいます。)
自宅で申告作業ができるうえ、還付時期も早まります。
ただし、住民基本台帳の取得や、ICカードリーダライタの購入が必要など、導入時のみやや敷居が高くなっています。